先日あるお母さんとお話しした際、
「幼稚園ではするのに、家では全然お手伝いをしてくれない!」
と嘆いてみえました。
確かに我が子も家ではあまり率先してお手伝いをしません。
どうして園(外)では出来て、家ではしないのでしょうか?
幼稚園ではお給食を給食室からクラスまで
お当番さんに運んでもらいます。
また、先生が荷物を持っていると、
我先にと荷物を奪い取るようにしてお部屋まで運んでくれます。
園でのお手伝いはお当番にしろ、荷物運びにしろ
子ども達にとっては何か特別なことと捉えているようです。
それと、幼稚園での子ども達は一生懸命いろいろなことに
率先して取り組む“外の顔”でいるのではないかと思います。
その反面、家では園での反動が出てしまい、
ゆっくり休みたい、絵本を読んでいたい、テレビを見ていたい
そんな風にくつろいだ“家での顔”を出しているのかもしれません。
家ではゆっくりくつろがせてあげたい気持ちと、
お手伝いを少しはして助けてもらい気持ちと、
親としては複雑なところです。
とはいえ、いつまでもテレビを見ていたり、
呼びかけても返事もしないと
親としてはついつい「少しは手伝ってよ!」と
怒れてしまうのも親としては正直な反応だと思います。
大人が思う手伝いと、子供が考える手伝いは違うと思いますので、
小さいことから少しずつお願いしてみるのも
一つの方法かもしれません。
なので、子どもが何かに集中していない時に
お箸を並べる、食器を並べる、
汚れた服を洗濯機に入れるなどなど、
ちょっとずつ子ども達の負担にならない程度の
お手伝いをお子さんにお願いしてみてはいかがでしょうか。
もちろんやってくれた時には親は “やって当然” という態度ではなく、
ちゃんと「ありがとう! お母さんとっても助かったよ♡」と
どんな小さなお手伝いでも毎回言葉に出して伝えてくださいね。
お手伝いが“めんどくさいこと”から
“他の人を思い少しでも助けることができた”
そんなふうに子ども達が認識するといいですね。