ご家庭ではどのくらいお子さんが絵本と
触れ合う時間がありますか?
夜寝る前に読み聞かせるという方も多いと思います。
それでは遊びの一つとして
お子さんが自ら絵本を手に取ることはありますか?
子どもにとって、ゲームやテレビは
とても刺激的で面白いものです。
本もその中に加えることで、子どもの考える力や
想像力、集中力が高まるといわれています。
しかし子どもがなかなか本を好きにならない。
なんてことをよく聞きます。
それは、「ゲームをやめて絵本を読みなさい」や
「この本を読みなさい」と押し付けてしまっているのではないでしょうか?
子どもは押し付けられて何かをやることをとても嫌がります。
また、絵本にはゲームやテレビとは一味違った面白さがあります。
その面白さをまだ子ども自身が気付いていないだけなのかもしれません。
なので、ゲームの代わりに絵本、テレビの代わりに絵本と考えるのではなく、
ゲームもして、テレビも観て、絵本も読むというように
楽しいことをもう一つ加えるという考え方の方がいいように思います。
ではどうすればいいの?
それはありとあらゆるジャンルの本をたくさん読み聞かせてあげることです。
そうすることでその中からお子さんが
「この本おもしろい!この本 好き!」と思った本が必ず見つかるはずです。
一日1冊、寝る前に読むだけでも一か月で30冊近くの
本を読むことになります。
とはいえどんな本がいいのかわからない方は
まずは皆さんが子どもの頃
好きだった絵本からスタートするのも一つの手です。
私の場合は、とてもメジャーな本ですが、
中川李枝子さんの“ぐりとぐら”や
かこさとしさんの“どろぼうがっこう”が好きでした。
あと“からすのぱんやさん”は本当に好きでした。
ぐりとぐらのカステラはおいしそうだけどなんで四角じゃないの?と思ったことや、
“どろぼう”という響きや、おどろおどろし絵の雰囲気が
怖いもの見たさのような感覚で好きでした。
からすのぱんやさんでは、パンの香りや味が
本当に口の中に広がるような感じがしました。
なので、「お父さんが好きだった本だよ」って
我が子にもこれらの本をかなり小さいときに
買い与えました。
内容は分からなくても、絵を見るだけでも喜んでいたのを
今でも覚えています。
今では中川李枝子さん繋がりで“いやいやえん”なんて本も
好んで読むようになりました。
皆さんの子供の頃 大好きだった絵本覚えていますか?
その本をお子さんと一緒に読んでみると
子どもの頃では感じなかった新たな発見があるかもしれませんよ。