フウセンカズラとアサガオで作ってあった
グリーンカーテンを今日外しました。
その瞬間から子ども達の「種」争奪戦が始まりました。
まだ熟していない緑の種までも取りつくし、
後には風船のカスやつるが散乱しているだけ。
子ども達はそれぞれポケットに入れたり、
紙で袋を作って入れていました。
私も職員室に来た子数人にはビニールの小袋を
あげたりしていると、
それを聞きつけたある年少さんの女の子が
「園長先生、○○ちゃんが持ってる袋ってどこから出したの?」
「そこの引き出しから出したんだよ。」
「引き出しにいっぱい入ってるの?」
「いっぱい入ってるよ。」
「何個ぐらいあるの?」
「とってもたくさんあるよ。」
この女の子はなかなか「袋が欲しい」の一言が言えません。
何とかこちらから「袋あげようか?」の一言を引き出そうと
一生懸命です。
「袋は誰が買ってきたの?」
「園長先生が買ってきたんだよ。」
「どこで買ってきたの?」
「お店屋さんで買ってきたんだよ。」
「何個ぐらい買ってきたの?」
「たくさん買ってきたよ。」
「袋ちょうだい」の一言がまだ言えません。
ここでいったんさっきの○○ちゃんを連れてきます。
「○○ちゃん、袋もらえてよかったね。」
「園長先生からもらったの?」
「その袋いいね。」
と言いながらチラッとこちらを見ます。
その視線のいじらしいこと。
その努力に免じて、今回は
「もしかして袋欲しいのかな?」と助け舟。
「うん!」「袋欲しい!」
やっと言えました。
あきらめずによく頑張りました。
次からは、「袋ちょうだい」って素直に自分の気持ちを言えばいいからね。
袋をもらったその子はとっても嬉しそうに
「園長先生のところ行ったら袋もらえるよ!」
と他の友達に自慢していました。
年少さんの女の子とのかわいい駆け引きを
楽しめた一日でした。
今まで園長が書いてきたこのブログですが、
これから不定期ではありますが、
先生たちにも書いてもらうようにします。
誰が書いたかは発表しませんので、
皆さんで推理してみてくださいね。