昨日、子どもに読ませる絵本で
何かおすすめのものはありますか?
という質問をあるお母さんからもらいました。
星の数ほどある本の中から我が子に一冊の本を選ぶのは
本当に難しいですよね。
私も我が子に対して読んで聞かせる絵本選びには
最初とても悩みました。
書店や図書館で悩んで考えて読みまくって
やっとの思いで選んだ絵本を我が子に読んでみると
こちらが思っているような反応が返ってこないこともしばしば。
「どうだったこの絵本?」
「おもしろかった」
「それだけ?」
「うん…」
「なんかもっとさぁ、ないの?」
「ないよ。」
こちらとしては、「もっかいよんで!」や、
目を輝かせながら「このお話すごく好き!」
なんて反応を期待しているですが、
なかなかそうはいきません。
あんなに、我が子の今興味のあることの絵本を必死に探したり、
今の年齢に合った絵本だからきっと喜ぶだろうと思って
見つけてきた絵本なのに「おもしろかった」の
一言で済まされるとなんだか肩透かしを食らったようです。
そんなことを何度も繰り返すうちに、
親としては褒められたものではありませんが、
必死に探すことをあきらめてしまいました。
そして、“今”の我が子に合わせた絵本ではなく
単純に自分が読みたい本、絵が気に入った絵本、
自分が昔親に読んでもらった絵本を
我が子目線ではなく自分目線で手当たり次第に読むようになりました。
すると意外なことに、我が子が食いついてくる絵本が
ちらほら出はじめま、また何度もその本を読んでと
リクエストをもらうようになりました。
結局のところ、絵本選びであんまり深く考えすぎない方が
いいように思います。
とりあえず絵本の中身を熟考するより、
まずは何でも読んで聞かせる
それも大量に。
そうすることでその中の何冊かは必ず子どもの心の興味や笑いの
スイッチを入れてくれるものが必ず出てくると思います。
そうすると我が子の好きな「絵」だったり、
「お話のシリーズ」だったりが見えてくると思いますよ。
絵本は子どもにとっても大人にとっても
心の栄養だと思っています。
偏った栄養でなく、まんべんなくいろんな絵本を
お子さんに与えてあげてください。
現在、年間購読絵本の注文を受け付けており、
すでに多くの方からご注文をいただいております。
その中には大きな楠(くすのき)が団地になっている
“くすのきだんち”シリーズや
何でも洗濯してしまうかあちゃんが出てくる
“せんたくかあちゃん”シリーズなど
大人気でシリーズ化されている絵本。
皆さんが一度は目にしたことのある
“ぐりとぐら”の中川李枝子さんや
“からすのパンやさん”のかこさとしさんの
絵本もラインナップされています。
また人気の絵本ばかりを集めた
オールリクエストなんていう
いいとこどりのものもありますので、
手始めにこれらを利用してもいいかもしれませんね。