幼稚園には3匹のウサギさん、たくさんの金魚たち、
それから数羽の小鳥さんがいます。
そんな動物さんたちが今とってもかわいそうなことになっています。
「おーい!とりさ~ん!」と言って鳥小屋をバンバンバン!
金魚の池に砂をザー、ついでに石をポチャポチャポチャ
そのうち粘土まで持ってきてドボン!
また、ウサギさんにいたっては、お尻をツンツンつつかれ、
毛をむしられ、水飲み用のペットボトルが取り外され、
小屋をバンバン叩かれ、
挙句の果てには草やお花、小石や小枝、ティッシュなど
ありとあらゆるものが投入されます。
金魚の池は砂でにごり、
小鳥たちは怖がって下に降りてきません。
ウサギさんたちはちょっとお疲れ気味です。
特におばあちゃんウサギの“きいちゃん”の心労と言ったら
計り知れないものがあるみたいです。
これらの犯人はズバリ年少さん。
ちょっと目を離すと、ウサギさんのゲージの前で
何かごそごそしていたり、
プリンカップに山盛りの砂を一生懸命
池の中に投入していたり…
「うさぎさんかわいそうだから、やめてあげてね。」
「お砂を入れると、金魚さんたちが死んじゃうからやめようね。」
「鳥さんびっくりするから、バンバン叩くのはだめだよ。」
毎回子ども達にお願いをするのですが、なかなかやめようとはしません。
さすがに年中さんや年長さんはこんなことはしません。
というより、興味が園庭で友達と遊ぶことに向いているため、
あまり年少さんたちのようなことはしません。
年少さんはまだ友達と一緒に遊ぶというよりは
ウサギであったり、鳥であったり自分の興味のあることで
一人で遊ぶという時期の為、どうしても餌をあげるつもりで
砂や小枝などを入れてしまうようです。
だからと言って、動物さんが嫌がるようなことは
やっぱりかわいそうですので、
これからも根気よく子ども達に指導していきたいと思います。
ご家庭でも動物さんたちには優しくしてあげてねって
お話してあげてくださいね。
それまで動物さんたちの受難な日々は続きそうです。
きいちゃん、他の動物さんたち、本当にごめんなさいね。