先日あるお母さんからお電話をいただきました。
そのお母さん曰く、朝お子さんがバスに乗る前に
ついさっき行ったばかりのトイレに
子どもがまた行きたがったそうです。
バスがもうすぐ到着するということもあり、
少し強い口調で子どもを注意しながらトイレに行かせたそうです。
子どもを送り出した後、自分の言葉や我が子が見せた寂しそうな表情を
振り返ってみてとても後悔し、いたたまれなくなって
園での様子はどうなのか電話をかけてみえました。
これこそ親の我が子にかける愛情そのものだとは思いませんか。
親だっていつもいつも冷静にいろいろなことに対応できるとは限りません。
また、何が正解で、何が間違えだったかなんて
バスがもうすぐ来てしまう状況下では咄嗟に判断はできません。
そのお母さんも後になって、バスに乗れなくても
自分で後から送っていく方法もあったことに気付いたそうです。
とかく今の時代、我が子さえいい思いをすればいいとか、
お金を払ってるんだからやってもらって当然なんて考える人もいます。
これも親ばか、しかし、このお母さんは我が子の事を真剣に考え、
自分を言動の間違えを素直に認め、我が子とまっすぐ向き合っているこの姿こそ、
本当に愛情のある親ばかだと私は思います。
子どもを持つ親は誰でも親ばかだと思います。
皆さんが今回のお母さんのような愛情のある親ばかばかりだと私は信じています。
H君のお母さんへ
人は何でも経験からいろいろなことを学びます。
それは子どもに限ったことではなく、
親になった大人にだって言えることです。
お母さんもお父さんもまだまだ親歴は4年目、
H君と同じ幼稚園児です。
お子さんと一緒にゆっくりと成長していけばいいですよ。
それからH君は園では元気にやっていますよ!