6月に入り毎週火曜日に行っていた歯科検診も、
先日ご報告させていただいた通り、無事終わりました。
そこで、その検診の結果を少し分析してみたいと思います。
まず、受診した人数は263人。
これはほぼ全員が歯科検診を行ったことになります。
この263人のうち、虫歯がある子やあった子(治療が終わった子)の人数は65名。
およそ4人に1人が何らかの形で虫歯があったということになります。
虫歯の総本数(現在虫歯と治療の終わった虫歯)は全体で189本。
平均して虫歯のある子には2~3本の虫歯があることになります。
また学年ごとで見てみると、年少さんが16人で31本。
年中さんが19人で56本。年長さんが30人で102本
虫歯保有人数も学年が上がるにつれて増えていきます。
またそれに伴なって一人あたりの虫歯の本数も学年が上がるにつれて
1本以上多くなっています。
昨年までの結果を見ても、学年が上がるにつれて増える傾向があります。
これは年齢が上がるにつれて、食べるおやつや食べ物が変わっていることや
保護者の皆さんの歯への関心が薄れていっているのも原因かもしれません。
また、乳歯は抜け替わるから大丈夫と考える方もいるかもしれません。
しかし、虫歯で不自然に抜け落ちてしまうと
大人の歯の歯並びにも影響してくるそうです。
また、虫歯が気になって集中力を欠いたり、
落ち着きがなくなる子もいます。
幼児期の虫歯は親の責任とよく言われます。
これは言い方を変えれば、親がしっかり仕上げ磨きをしてあげるだけで
虫歯になりにくいということです。
虫歯が悪化してからの治療はやはり痛みも伴ないます。
我が子に虫歯治療で痛い思いをさせないためにも、
日々の仕上げ磨きをしっかりとしてあげてくださいね。
これも我が子への愛情の一つですよ。
最後に皆さんを脅かすようで申し訳ないのですが、
たくさんの虫歯を放置している子は、
育児放棄とみなされることもあるそうですので、お気を付け下さい。
幸いきそがわ幼稚園ではそのような子はいませんでしたが…。