原案 佐藤 雅彦
文・絵 うちの ますみ
偕成社
もぐらバスが走っているのは私たちの足元、
地面の下なんです。
もぐらの建設会社が掘った穴の中を今日も
もぐらバスは走っています。
もぐらバスの運賃は1円、老人・子どもは無料、
カエルさんは水をよくふき取ってから乗ってください。
こんなご案内から始まるこのお話し。
バス停も「道路の真ん中」、「犬のいる家2丁目」、
「誰かさんちの3丁目」など、
とっても面白い設定になっています。
そんな地面の下の住民の大切な移動手段である
もぐらバスも止まってしまうことがあります。
その原因というのが…
色んな面白い名前や設定があり、それらを一つずつ見ていくと
想像を掻き立てられます。
秋の夜長にお子さんと一緒に想像を膨らませて
見るのも楽しい絵本です。
この絵本はとてもテンポよくお話が進んでいきます。
実は、この絵本の作者の佐藤雅彦さん と うちの ますみさんは
大人から子供まで楽しめるテレビ番組「ピタゴラスイッチ」の
製作者の方々がなんです。
それを分かってからこの本を見直してみると、
出てくる登場人(動?)物がどことなく
ピタやゴラやスーに見えてきます。