木の実入りの氷
2018.02.06
今日の朝も寒かったですね。
いろんなところに氷がはっていました。
そんな寒かった朝の自由時間、
年長さんの女の子が
「せんせい!こおりはっとる!」と砂場で使う容器を
大事そうに職員室まで持ってきました。
その容器には透明な氷がきれいにはっていて、
その氷の中には紫色の木の実が5~6個入っていました。
その女の子曰く、昨日の帰りに容器に水と木の実を入れて
園庭に隅に隠しておいたそうです。
周りの女の子たちも「宝石みたいだね。」と
かわいいことを口々に話しながら、
大切そうにその木の実入りの氷を触ったり
眺めたりしていました。
温度が下がれば水が凍る、大人であれば
当たり前のように知っているこの事象を、
この子達は自分たちで考え、前日から準備して、
結果として氷を作るとういう実体験をしました。
しかもそれに木の実を入れるという
何ともすごい発想までしていました。
もしかしたら木の実入りの氷作りを
絵本で見たかもしれません、
誰かに教えてもらったかもしれません、
しかし、それをすぐ行動に移せるところが
この子達のすごいところだと思います。
勉強や習い事を一生懸命最後までやることも
子どもにとっては必要なことかもしれません。
しかし、遊びの中から自分で考え、行動にうつして
経験することこそが今の子ども達にとって一番大切な
生きる力につながっていくように思います。
これからも子ども達が自ら考え、
行動に移していけるような環境作りを
していきたいと思います。