皆さん幼年童話というジャンルはご存知ですか?
絵本や児童文学というのはご存知だと思いますが、
幼年童話とはちょうど絵本と児童文学のちょうど中間に当たる
ジャンルだと私は考えています。
実はこの幼年童話とは決まった定義があるわけではありませんが、
絵本では満足できなくなった子ども達が児童文学に移行するための
いわば踏み台のようなカテゴリーと考えていただけると分かりやすいと思います。
このカテゴリーの本を一人で読みきれるようになると、
小学生が読むような児童文学にすんなり入りやすくなり、
かつ文字を読み進める楽しさが分かってくると思います。
私が考える幼年童話は文字はひらがなで文字も大きく、
挿絵もあり、本の大きさも子どもが持ちやすい
A5判程度のものかと思います。
しかし、この幼年童話というのは絵本や児童文学のように
種類が多くないため、
なかなか見つけるのが大変です。
実際、我が子の本選びでも苦戦しました。
その時見つけたとても面白く、読みやすい本
「クッキーのおうさま」を今回はご紹介します。
「クッキーのおうさま」
竹下文子・作
いちかわ なつこ・絵
あかね書房
日曜日に、りさちゃんはお母さんと一緒にクッキーを作ります。
その時あまった生地を集めて、
太っちょで足のちょっぴり短い王様を作り、
他のクッキーと一緒にお母さんに焼いてもらいます。
オーブンのふたを開けると突然
「あちちち」と、焼きあがった王様の形のクッキーが
飛び出してきます。
その後、このクッキーの王様はものさしと、はさみと、
セロハンテープを家来にし、空き箱でお城を作ったり、
野良猫に食べられそうになったりします。
とってもコミカルな内容で、文字も大きく、
1ページに20~25語くらいですので、
とても読み進めやすい本です。
しかも、この本はシリーズ化されており、
お子さんがこの本が気に入れば、、
次の「くっきーのおうさま そらをとぶ」、
「くっきーのおうさま えんそくにいく」へと
読み進める楽しさもあります。
お子さんが、絵本では物足りなくなってきたと感じた際は、
いちど幼児童話というカテゴリーの本を
手にとってみてはいかがですか?
もちろん、お母さんが読み聞かせてあげても面白い本ですよ。
ちなみに、この同じカテゴリーの本として、
くいしんぼうおばけのアッチが出てくる小さなおばけシリーズ
「スパゲッティがたべたいよう」などがあります。