今日はいも掘りでした。
今年のサツマイモは近年稀にみる大豊作!
収穫量は昨年の3倍以上、しかも一つひとつの大きさが巨大な物ばかり。
今日のいも掘りに至るまでには
教職員で行った畑の準備から始まり、
5月に子ども達がいもの苗を植え、
先生達が半年かけていものお世話をして、
年長さんが先日つる切りをして、
今日のいも掘りと長い期間をかけて収穫にこぎつけました。
普段何気なく口にしている食べ物が
自分の口に入るまでには多くの人が長い期間をかけて
一生懸命育ててくれたからこそ
自分の目の前のお皿の上にのっていることを
子ども達がこのいも掘りを通して感じてくれることを願っています。
さて、いも掘りの様子ですが、
今日はいつも以上に先生達は子ども達から大人気になります。
それは…
「○○せんせ~!ここ掘るの手伝って!」
「スコップでここ掘って!」
とスコップを持っている先生は絶えず子ども達から
熱いラブコールならぬ「いも掘ってコール」を四方八方から受けます。
なので、先生達も今日は普段の保育以上に体力が消耗しているようでした。
また、ある年長さんの男の子のいもの掘り方を見てなるほどと思いました。
それは、その子が土が硬く手ではなかなか掘れずどうしようか考えていたので、
どうするのか興味があって少し離れて見ていると、
まず足で土を蹴飛ばして少し土を柔らかくし、
それから手で掘って大きなサツマイモを掘り上げました。
掘れたその瞬間の嬉しそうで、満足気な表情は
こっそり見ていた私も嬉しくなりました。
まさしくこれこそが知識ではなく知恵であり、
普段の生活や遊びの中で彼自身が見つけた方法なんです。
どうしても大人は蹴るという行動を良く思わないかもしれませんが、
私はよくその方法に気付いたなと感心しました。
その後もこの方法でいくつも大きなサツマイモを
掘っていました。
土に触れ、土まみれになり、体全身で楽しんだ今日のいも掘り。
子ども達のいろんな表情がみられましたよ。
また、ご家庭で今日持ち帰った大量のサツマイモを
お子さんといも掘りのお話をしながら一緒に料理してくださいね。
栽培から収穫まで携わったサツマイモを
自ら料理して食べることこそが食育ですからね。