先週から年長さんがしいたけ狩りに出かけています。

リンゴ狩りでも、ぶどう狩りでもなく、「椎茸狩り」です。

子ども達にとっての永遠の天敵であるピーマンにも匹敵するくらい嫌な奴、

「椎茸（しいたけ）」

なぜまたそんな地味で、嫌われ者の椎茸なんかを狩りに行くかというと、

きそがわ幼稚園の近所にある黒田ドリーム作業所さんが

菌床栽培という方法でしいたけを栽培し、

スーパーや飲食店に卸しているものが、たいそう評判がいいとのこと。

そこで、これを機会にこの評判のいいこちらの椎茸なら

もしかしたら一人ぐらいは椎茸が食べられるようになるかも…と

考えで行うことになりました。

実はこちらの施設は収穫体験するような場所ではありませんが、

近くにそんないい経験ができる場所があるのであれば、

使わない手はないということで、

近くだし、また私の同級生や知り合いもそちらでお仕事をされているということもあり、

かなり無理を聞いていただいて毎年お邪魔しています。

ちなみに子ども達の反応はというと…

毎回現地に向かうバスの中で

「みんな 椎茸って好き？」と聞くと

子ども達はまことに正直です。

ほとんどの子が「大嫌い！」

あちらのスタッフさんが

「皆さん椎茸は好きですか？」との問いかけに

子ども達は本当に空気が読めません。

「ダイダイ大嫌い！」

そんな子ども達ですが、実際にハウスの中に入って

椎茸狩りを始めるとどの子もニッコニコ。

あれほど大嫌いと宣言していた 椎茸なのに

いざ目の前に椎茸がなっているのを見ると

少し心変わりするようです。

収穫を終えた頃には

「オレこんなにでかいのゲットした！」

「チョーでかいの見つけた！」

だそうです。

さてさてご家庭に帰ってからどんなふうに子ども達が

“ゲット”した椎茸を食べるか楽しみです。

ちなみに以前こちらで椎茸狩りをさせていただいた子が

ここの椎茸だけは食べられるようになったということで、

お母さんがこちらの椎茸をわざわざスーパーなどで探して

買って食べているというお話を聞きました。

他の「狩り」よりも地味でかなり実用的な椎茸狩りですが、

案外子ども達にとっては楽しくて、心に残る体験なのかもしれませんね。