しょうがっこうがだいすき
著・秋元うい 対談・坪田信貴
今回紹介する本は、絵本ではなく40ページほどの小冊子です。
先日新聞でこの本の事を初めて知り、
あまりにも素敵でしたので、さっそく購入してみました。
この本は2部構成となっており、
前半は作者の小学2年生の秋元ういさんが入学した時の事を思い出し、
入学前の子に対して、小学校へ入る前にやっておくといいこと、
また、入学後にやるといいことを全てひらがなで書いています。
後半は秋元ういさんと、「ビリギャル」の作者 坪田信貴さんとの
対談形式となっています。
今まさに幼稚園を卒園していこうとする年長さんにこそ読んでもらうことで、
小学校へ入学するときのドキドキがワクワクになるかもしれません。
例えば、
ひらがなが かけるように、 れんしゅうを しておこう。
とくに、じぶんの なまえは かけないと、こまるよ。
「じぶんの なまえを かいてください。」って、
にゅうがくしきの ときに、 せんせいが いうから。
作者のうい さんが実際に経験したことを書いてあるので、
とても分かりやすく、入学前のお子さんにお勧めです。
ところで、なぜ2年生の女の子が本を自費出版しようと思ったかというと、
秋元ういさんのお父さんが「20代に伝えたい50のこと」という
本を出版したことに触発され、
自分もやってみたい、そしてテレビや新聞に出たい!
何とも子どもらしい、そして素晴らしい思いつき。
長い時間がかかりながら作り上げた初心貫徹のういさんもすごいですが、
我が子の「やってみたい」に、
「じゃあ、一緒に頑張るか!」と賛同できるご両親に頭が下がります。
つい大人は、子どもの突拍子もないとも思える思いつきや挑戦に
やる前から「そんなの無理」「できないよ」と
自分の経験から却下してしまいます。
しかし、やらせてみると案外できてしまったり、
もしできなくても子供の中で
なんでできなかったのか、どこがいけなかったのかが
必ず残ります。
その経験が次の挑戦へと必ず活かされます。
私もこの本のおかげで
自分の子育てをもう一度見直すきっかけになった気がします。
ちなみに我が末娘の将来の夢は
大工、天文学者、そしてレジを打つ人だそうです。
あなたならできる!がんばれ!
「しょうがっこうがだいすき」は自費出版の為、
書店ではなくネット販売のみとなっています。
ご興味のある方は、一度検索してみてはいかがですか。