先日、お帰りのバス待ちの時間に年中児のB君が友達10人くらいと
リレーをしようとチーム分けをしていると
B君の年少児の弟君がお兄ちゃんを見つけて
仲間に入ろうと年長児の輪の中に強引に入ってきました。
年長児の子ども達は勝負にこだわり年少さんを自分のチームに
入れたがらず小っちゃい弟君を相手チームに行かせようとします。
その時、弟君は何かにつまずき転んでしまい、
泣き出してしまいました。
年長の子ども達は気まずくなり、とりあえず近くでずっと見ていた私に
「なんか知らんけど泣いとる」と訴えてきました。
私はその一部始終を見ていましたので、
君たちが弟君を入れたがらなかったから転んだんじゃないかと思いましたが、
年長さんとうこともあり、ケガをするほどの転び方ではなく、
また弟君のお兄ちゃんB君もいるので、
「自分たちで何とかしてみて」と突き放してみました。
するとばつが悪そうにみんなで弟君を起こして、
B君は自分のハンカチで足や手に付いた砂を払い、
弟君を自分のチームに迎え入れました。
その後、リレーが始まり弟君がバトンをもらうと
なぜか逆走してそのままジャングルジムに登り始めたため、
そのリレーは勝負がつかず終わってしまいました。
B君を呼んで、
「自分のハンカチで砂を払ってあげるなんて
さすが兄ちゃん、やさしいな」と褒めると、
照れながらまたリレーのチーム分けを始めていました。
またある日、年少の女の子がお迎えの場所取りか何かで
年長さんに噛みついてしまいました。
それを見ていた担任の先生になんで噛んではいけないかなど、
しっかり叱られたそうです。
その翌日、その女の子が今度は自分のお兄ちゃんのT君を
噛んでしまいました。
するとそのT君は痛みをこらえながら妹を諭すように
「○○ちゃん、△△先生に叱られたでしょ!」
「もう噛んじゃだめだよ。」
さすがお兄ちゃん、かっこいい。
その後T君を呼んで噛まれたことや、
妹にしっかり教えてくれたことなど、
いろんなお話をしました。
T君のお母さん、妹ちゃんはお兄ちゃんに免じて
あまり叱らないであげてくださいね。