






今日は「中秋の名月」です。
「お月見団子」と聞くと、白くてまん丸のお団子を、
ピラミッドのように積み上げて飾る姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ところが、子どもたちが持ち帰ったお月見のお餅を見てみると……
「あれ? まん丸じゃない!」
実は、お月見のお団子の形には、地域によって違いがあります。
中秋の名月は、昔から「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれています。
この時期は里芋の収穫期にあたることから、昔の人は里芋をお供えして、
収穫や豊作に感謝しました。
その里芋の形を表したのが、本日持ち帰った「しずく型」のお月見団子です。
一方、関東では、現在よく知られている「まん丸」のお団子が一般的だそうです。
同じ「お月見」でも、地域によってお団子の形が違うなんて、面白いですね。
お月様にお供えをする。
なんだか、とても素敵な習慣ですよね。
今の私たちは、ゆっくりと月を眺める時間が、昔に比べて少なくなったように思います。
テレビもスマートフォンもなかった昔の人は、夜になると、虫の鳴き声に耳を傾け、
夜空を見上げ、月の模様に思いをはせました。
「月の中には何が見える?」
「本当にウサギがお餅をついているのかな?」
そんなことを想像しながら、秋の夜長を楽しんでいたのでしょう。
今よりも便利なものが少なかったからこそ、自然の音や月の明かり、
季節の移り変わりを感じる時間がたくさんあったのかもしれません。
そう考えると、昔の人は、私たちよりも心豊かに夜の時間を楽しんでいたのかもしれませんね。
まだまだ日中は汗が出るほど暑い日もありますが、
夜になると少しずつ秋を感じられるようになってきました。
今夜は、テレビやスマートフォンを少しお休みして、
親子で夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。
虫の声に耳を傾けながら、月を眺め、昔の人が月に見た「餅つきをするウサギ」に
思いをはせてみてはいかがでしょうか。
ほんの少しだけ、昔の人と同じ時間を過ごしてみるのも素敵ですよね。
