心配していた雨も降らず、すみれ組は体力測定を行いました。
測定する種目は、50m走、ソフトボール投げ、立ち幅跳びです。
今の子ども達の運動能力の低下が危惧され久しいですが、
今日の子ども達の様子を見るとやっぱり少し不安になります。
立ち幅跳びでは両足で跳べない、
ソフトボール投げで上から投げられない、
ボールを投げる自分の利き手がわからないなどなど、
私たちが子どもの頃では考えられないような状況でした。
なぜこのような状況になってしまったのでしょうか?
これは子ども達の戸外での
遊びの時間が減少していることが一つの原因と考えられます。
今の子ども達は習い事などでとても毎日忙しいそうです。
また、いろいろな事件もあり、小さな子供を一人で外で遊ばせる
ことが難しいのも事実です。
休日などに公園の前を通ると、子ども達がベンチに座って
ゲームをしています。
こんなに天気が良くて広い公園なのにもったいない…
そんなふうに思ってしまうのは私の年齢のせいなのでしょうか。
運動能力は遊びの中から養われると私は思います。
専門的指導も時には必要ですが、
ただひたすら追いかけっこをして走り回る、
ちょっと高いところから飛び降りる、
石を投げる、水たまりを飛び越えるなど、
ごくごく簡単なことでも子ども達の運動能力は十分養われ、
体力もついてきます。
また、その遊びの中で子ども達は自然とルールを自分達で決め、
それにそって遊びを考え発展させていきます。
遊びだけではいけませんが、
できるだけ自由に遊ばせてあげたいものです。
一宮市は比較的公園やグランドなどが多くあります。
今度のお休みには近所の公園に出かけ、
そこで子ども達を野に放ってみて下さい。
何も道具は入りません。
ルールもいりません。
遊びの説明もいりません。
ただただお子さんのやりたい遊びをやりたいだけ
時間の許す限りさせてあげてください。
特別な場所に出かけるより、
お父さんと一緒に思い切り遊ぶことの方が
子ども達も喜ぶと思いますよ。