今年はツバメさんがたくさん巣を作りました。
そんな中の一つの巣から今朝 巣立ちした子ども達ですが、
なかなか上手く飛ぶことができず廊下で2羽がうずくまっていました。
そのツバメを下駄箱の上に乗せてあげると
その後1羽は何とか自力で飛び立ちましたが、
もう1羽がなかなか飛び立とうとしません。
先に飛び立ったであろう兄弟たちや両親が
誘うように周りを飛びまわったり、
近くに降り立ち見守っている姿がありました。
しかし、決して手助けをすることはなく
ただ見守っているだけでした。
もしかすると巣から飛び立った(落ちた)際に
どこか怪我をしているのかもしれません。
しかし、あまり人間が手出しをするのはよくないと思い、
私たちもただ見守ることにしました。
未だに下駄箱とガラスの間にとどまり動こうとしません。
明日の朝までには飛び立っていることを祈るばかりです。
このツバメの姿を見て人間の子育てとの違いを感じました。
人間の子供は立って歩くようになった後もツバメの両親とは違い、
親が一生懸命手をかけ育てます。
それだけ私たちは我が子に対して
愛情をどの動物よりも長く注ぐことができ、
またそうすることで
人間にしかない心を育むことができます。
しかし私も我が子がつらい思いをしないようにと
親が先回りをして転ばぬ先の杖ではないですが、
多くの“杖”をつい持たせてしまいます。
その杖は決して愛情ではなく、親が安心したいだけのもののような気がします。
子どもが自立するためには時にはつらい思いや失敗は必要です。
我が子を愛おしむ愛情と、親のエゴを間違えず、
時には失敗も次のステップに上がるために必要な経験と諭せる
そんな子育てをしていきたいですね。