作・絵 西平あかね
福音館書店
季節外れですが、おばけの絵本をご紹介します。
実はおばけの絵本は昔から案外たくさんあります。
有名なところでは、 せな けいこ さんの「ねないこ だれだ」に始まり、
「おばけのバーバパパ」や
「おばけのアイスクリームやさん」など、
ちょっとこわいものから、かわいらしいものまで
沢山あります。
今回ご紹介するのは面白いおばけの絵本です。
おばけの出る時間は当然“夜”。
では、おばけたちはその“夜”どんなことをしているの?
おばけには家族がいるの?
どんなものを食べているの?
子ども達は学校へ行ってるの?
この絵本を見ればおばけ家族の一日の様子が
よくわかり、
案外、私たち人間と昼と夜が逆なだけで
同じような生活を送っているのが分かります。
先日の「もぐらバス」に続き、
今回この絵本をご紹介した理由の一つに
子ども達に絵本を通していろんなことを
想像してほしいとの思いから季節はずれですが選びました。
年少さんもこの時期になってくれば
お話の内容もだいぶ理解できるようになり、
この絵本の本当の面白さが分かるようになると思います。
例えば主人公の“さくぴー”と“たろぽう”が
夕飯(朝ごはん?)の時に食べる変わった食べ物が
どんな味なの?くもの巣なんて食べられるの?
すでに第5弾まで出ている
「さくぴーとたろぽうのおはなし」シリーズの
第一作目「おばけかぞくのいちにち」
お子さんと想像力をフルに使って
この絵本を楽しんでみてください。