きそがわ幼稚園にはウサギが3匹います。
その内2匹は年齢が4歳くらいです。
まだまだ若く元気があります。
もう一匹はおばあちゃんウサギのきいちゃん。
幼稚園に来てすでに10年以上は経っています。
そのきいちゃんが今朝死んでしまいました。
夏休み前くらいから少し様子が変で、
大事を取って室内での飼育に切り替えていました。
最近では餌もあまり食べなくなり、
だいぶ痩せてしまっていました。
それでも大好きなドライフルーツをあげると
ゆっくりですが食べてくれていました。
その事実を子ども達にどう伝えればよいか、
それとも伝えない方がよいかと色々悩みました。
しかし、子ども達には「死」という別れを
しっかりと受け止めて、その反対の「生」の喜びを感じてほしいと思い、
それぞれのクラス担任のそれぞれの言葉で
伝えてもらうことにしました。
その後、子ども達は職員室で眠っている
きーちゃんにお別れに来てくれました。
少しびっくりしている子もいましたが、
みんながかわいがっていたきーちゃんとのお別れができたと思います。
この悲しい経験を通して「死」という
生きとし生けるものの避けることのできない別れを
子ども達が子ども達なりに考え、感じ、消化してもらいたいと思います。
ご家庭でもうさぎのきいちゃんのお話がお子さんから出ると思います。
その時は、できるだけしっかりとお子さんの気持ちを受け止めてあげてください。
まだ小さい子にはしっかりとした理解は難しいかもしれませんが、
感じることはできると思います。
皆様の言葉で言い聞かせるのではなく、また納得させるのではなく
まずはお子さんの気持ちをしっかり聞いてあげてください。
園でも子ども達の心に寄り添うようにしていきます。
きいちゃん今までありがとう。安らかに眠ってくださいね。