年長さんにとって、夏の一大イベントであるお泊り保育。
コロナ禍の今、園でお泊りをしても大丈夫なのか?
行った場合の感染の心配、
行わなかった場合の子ども達の思い出はどうするのか。
年度が始まってから職員会議の議題として
幾度も話し合いが行われてきました。
スポーツ少年団などの夏の合宿が軒並み中止になった。
他園では、お泊りを行った(又は行う)ところもあれば、
お泊まりは中止にし、夕食後降園する。
この行事自体を中止にする。
などなど、各所からいろいろと情報をかき集め、
なんであれば今年は行えることなのか、
また行えないのかを十分考えました。
結論としては、お泊り保育を行うこととしました。
ただし、例年とは行い方や内容を変更し、
石橋を叩いて渡るような対策を行います。
もちろん、その時の状況が悪化するようであれば
中止の可能性もあります。
例えば、毎年お泊り保育の際に出かけていた
アクアトト岐阜へは園関係者以外の多くの人が
訪れる場所ということもあり、行かないこととしました。
その代わり、目的地はまだ未定ですが、
戸外で子ども達が遊べる場所(公園など)へ
出かける予定です。
また同じ理由で、みんなで銭湯に出かけていたものも、
園内で個別のタオルをお湯で濡らしそれで体を拭くようにします。
寝る場所もみんなで遊戯室で寝ていたものを
距離を取ったり、各教室で少人数で就寝するようにします。
あわせてここまで必要ないかもしれませんが、
参加予定者には8月初旬よりご家族全員の体調記録と、
行動遍歴(旅行の行先など)をお泊り保育前日まで
記録していただきご提出いただきます。
その際、発熱などの体調不良の場合は参加を見合わせて
いただくようにしていきます。
家族全員の行動遍歴などは個人情報ですので、
お泊り会終了後に子ども達に持ち帰ってもらうようにし、
その後、2週間程度はご家庭で保管していただきます。
ここまでやっても100%安全とは言い切れません。
その為、参加しないや、お泊りをせず就寝前に降園する
という選択肢も当然あります。
ご家庭の判断は尊重させていただきます。
先生達は、子ども達にその学年の今しかできない
経験や体験をさせてあげたいとの思いで熟考しています。
決して、先生たちが楽をするため、経費削減のため
行事の変更や中止にしているわけではありません。
私達は、子ども達が安全に園生活や行事に参加できるよう、
最善の策を考えながらの決定ですので、
どうかご理解とご協力をお願い致します。