どんぐり拾いをしたあと
持ち帰ったどんぐりをそのままにしておくと、
体長1㎝ほどの白い芋虫がモゾモゾと
どんぐりからはい出てきます。
この芋虫は、ゾウムシの幼虫だそうです。
ゾウムシというとゾウさんみたいな鼻(実は産卵するための器官)が長い小さな虫です。
このゾウムシ、見た目はかわいいのですが、
無警戒でいきなり部屋の中を芋虫が
ぞろぞろ動いているのを目撃すると
さすがにびっくりします。
そこで、その芋虫対策をいくつかご紹介します。
その1「茹でる」
どんぐりをまずきれいに洗います。
そのドングリを鍋でゆでるだけ。
ゆであがったどんぐりは冷水で冷やすのではなく、
新聞紙などの上に広げて時間をかけて冷やします。
茹で時間ですが、どんぐりの大きさにもよりますが、
本日子ども達が持ち帰った大きさのドングリであれば
大体3~5分程度、鍋でぐらぐら茹でれば大丈夫だと思います。
茹ですぎるとどんぐりがひび割れたりしますので、注意が必要です。
この方法の難点としては、外で拾ってきたどんぐりを
洗ったといえ普段使いの鍋でゆでること。
そんな場合は100円ショップで小さな鍋をそれ用に買うのも一つの手です。
その2「凍らせる」
茹でる時同様に、まずはきれいに洗います。
洗った後水分をしっかりとふき取り乾燥させてから
ビニール袋などに入れ約1週間冷凍庫で凍らせる。
こちらもどんぐりの大きさによって、大きなクヌギなどの場合は、
もう少し時間をかけてじっくり凍らせた方がいいと思います。
ただ冷凍庫に入れておくだけでとても簡単な方法ですが、
一つ注意点としては、冷凍庫に入れたことを忘れること。
そしてこれはあまりお勧めできないですが、
その3、「電子レンジでチン」
ネットなどでこちらの方法を勧めている方もいますが、
この方法は、一歩間違えるとどんぐりが爆発します。
しかも芋虫付きでの爆発になります。
その際の庫内の惨劇はここで書く必要もないと思います。
上記の3つの方法であれば芋虫君は
釜茹で、凍死、爆発とまず確実に天国に旅立ちます。
しかしそれではかわいそうという方は、
殺さず芋虫君を育ててみる方法もあります。
慈悲深い方はぜひ育ててみてください。
成虫のゾウムシは案外かわいいですよ。