園で飼っていたうさぎさんが天国に旅立ちました。
このうさぎさんは2014年6月に幼稚園に来ました。
そこから8年もの間子ども達と共に過ごしてきました。
今年の5月に腫瘍が見つかり、ウサギの年齢では高齢でしたが、
手術で腫瘍を取り除いてもらい、そこからは順調に回復していました。
10月の初めごろから、あまり外には出たがらず、
職員室内のゲージで日がな一日寝ている姿が見られましたので、
再度受診したところ、腫瘍が肺に転移しているとの診断を受け、
余命1ヶ月と宣告されました。
そのあたりから、頭を上にあげて息をする姿が見られてため、
子ども達には申し訳なかったのですが、我が家に連れて帰り、
静かな環境の中、昼間は庭に出して自由に遊ばせ、
夜はヒーターを付けて少しでも快適に過ごせるようにしていました。
当初は大好きな小松菜などは食べていましたが、
それも減っていき、最終的には
シリンジで水やゼリー状のえさを食べさせるなど
何とか少しでも体力をつけてもらう努力をしていきました。
11月7日の夜12時過ぎに座っているのもつらくなり、
横たわるような姿が見られ、その後眠るように亡くなりました。
最後まで一生懸命生きてくれました。
このうさぎさんはとても賢く、
なぜか私の仕事が終わって帰る準備をしだすと、そのことが分かるようで、
じっと私のことを見つめ、「おやつちょうだい!」と目で訴え、
それを忘れて帰ろうとすると、足をだんだんして催促してくるので、
毎日少しだけおやつをあげてから帰るのが私の日課でした。
この子は毛並みもとてもきれいな子で、
たくさんの子ども達にも撫でさせてくれるとてもおとなしい子でした。
子ども達は自分なりの名前を付けていたようで、いろんな名前で呼ばれていました。
左側のほっぺを撫でられるのが好きで、なでるとなぜか左足を前に出してたね。
大好きな小松菜は葉っぱの部分しか食べなかったね。
木の小屋の上に座るのが好きだったね。
天国でも大好きな小松菜をたくさん食べていると思います。
8年間本当にありがとう。