今日、トイレの個室に入っているときに
扉の外で年少さんのIくんとSちゃんの会話が聞こえてきました。
IくんがSちゃんに
「Sちゃん明日折り紙あげるね。」
「うん」
「何色がいい?赤、青、黄色、オレンジ、緑どれがいい?」
「オレンジがいい」
「分かった。」
「けどみんなに言っちゃだめだよ。だってみんなに言うと、
みんな欲しいって言ってくるから。Sちゃんだけだからね。」
「うん。」
この会話の雰囲気からして、IくんががSちゃんの気を引くために
折り紙のプレゼントをしたいような感じでした。
年少さんといえども、なかなかやるなぁと聞き耳を立てていると、
他の男の子たちが何人かトイレに入ってきて、
「なになに?」と二人に興味を示しました。
Iくんは「何でもない!」とごまかしているにもかかわらず、
なんとSちゃんは「Iくんが明日折り紙くれるんだって!」と、
Iくんの作戦を全部ばらしてしまいました。
当然、周りの子たちは「僕にもちょうだい!」となり、
Iくんは「じゃあ、何色がいいの?」
ここで、さすがに助け舟がいるなと思い、
個室から出て「プレゼントするだけの折り紙はなしにしようね。」と一言いうと、
周りの男の子やSちゃんはいきなり園長が出てきたので
「キャー」と走って行ってしまいました。
一人残されたIくんには、
「でも、折り紙にお手紙が書いてあったらいいと思うよ。」とだけ伝えて、
私もその場を立ち去りさりました。
さて、明日このIくんは、オレンジ色のお手紙付の折り紙を
Sちゃんにあげるでしょうか…。
ちょっと楽しみです。