絵本の紹介「からっぽの くつした」
2017.11.24
作 リチャード・カーティス
絵 レベッカ・コップ
訳 木原 悦子
世界文化社
今回ご紹介する絵本はどちらかといえば
大人向けの絵本です。
ワトソンさんの家には双子の女の子、
サムとチャーリーがいます。
見た目はそっくりな双子の姉妹ですが
姉のサムはお行儀が良く素直な
“グッド・ガール”。
妹のチャーリーはいたずら好きな…
クリスマス・イブ、いらずら好きのチャーリーにも
サンタさんがプレゼントを持ってきてくれるかが
両親の心配の種でした。
その晩、サンタさんは姉のサムの靴下だけにプレゼントを入れて、
いたずらっ子のチャリーの靴下にはプレゼントをいれないつもりでした。
しかしサンタさんは二人がそっくりの双子の為、
プレゼントを入れる靴下を間違えてしまいました。
夜中に目を覚ましたいたずらっ子チャーリーは
プレゼントのいっぱい入った自分の靴下と、
姉のからっぽの靴下を見つけてしまいます。
さてチャーリーはこの後どうするでしょう・・・
作者のリチャード・カーティスさんは映画の脚本にも
携わっている方だそうで、
映画のワンシーンを観ているような素敵な絵本です。
姉の事を思う妹と、その妹を優しく見守る姉の
とっても心温まるお話です。
それからサンタさんの粋な計らいも。
寒くなってきたこの時期に心が温かくなる
こんな絵本を手にとってみてはいかがですか?